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Showing posts from February, 2017

医療を物流に例えると・・・

はたして、こういうことをすると批判もあると思いますが少し考えてみましょう。

Geneproのホームページを参考に

「うん。納得するところあり」

と思ったので、自分の言葉で考えてみようと思います。

都市部には、デパートや大手スーパー、大手衣料品店(ユニクロやしまむら、GAPも含む)、ファミリーレストランが乱立している。特に大都会では、他の地域では手に入らないようなブランドものの衣料品やフルーツなどを取りそろえている。三つ星レストランだってある。
 かといって、毎日着る服をブランドもので固めている人ばかりではないはず。ファストブランドのものがヘビーユーザーの人のほうが圧倒的に多いと思う。
 フルーツだってそうだ。ブランドのフルーツを毎回買っている人ばかりではない。ファミレスがあるからといって毎食事を外で食べているわけではない。

 大都会ではない地方都市部は?というと、デパートや大手スーパーはあるが、中に入っている店舗は大都会とは少し異なる。ハイブランドの割合が減る。その地域でのいわゆるご当地ブランドがあることもある。

陸続き、離島関係なく地域はどうかというと、デパートなんてない。小売店しかない。ファミレスなし。それでも、日常に必要なものは小売店で買える。だいたいのものは、守備範囲を広く取りそろえている。季節に合わせて、置いている商品の中身が少し変わったり、配置が変わったりする。かゆいところに手が届くラインナップになる。
 地域の人が必ずしもHappyではないかというとそういうわけでもない。日々の生活は大都会の人よりも楽しく生活している人だって普通にいる。
 どうしても、欲しいものがあるときには、遠くまで都会へ買い物に行ったり、食事に行ったりする。

ここまでの話は、みんなスムーズに納得できると思います。
これを「医療」に変換するとなると、それは違う!とおっしゃるかたもおられるでしょう。


都市部には、3次医療機関が乱立している。特に大都会では専門領域の中でも特殊な専門を行っている医療機関もある。でも、クリニックや2次医療機関の病院もある。どうしても必要なときは、3次医療機関を受診(紹介)するが、日常の診療においてはクリニックや2時医療機関で通院可能である。

地方都市部では?3次医療機関もあるが、全てが完璧に揃っている病院は数少ないことも多い。ある分野だけは大都市より優れている専門領域があることだって…

遠藤周作シリーズ

PCLSでの発表が終わったので、開放感に溢れています笑
なんとなく、ずっとのし掛かっていたみたいです。症例のことや病態についての講義であれば、いつもそんなにプレッシャーではなかったのですが。それだけ、「思い」が詰まっていたのでしょうか?

 さて、少し前に気になっていた(母親から「いいよー」といわれて)映画を観ました。


『沈黙』   長崎県での隠れキリシタン、踏み絵、その時代で何を信じるのか。神とは?  良かったです。残酷なシーンもありましたが、おそらく実際に行われていたことなのでしょう。五島列島も出てきます。五島列島の歴史についてもっと知りたくなりました。 ただただ、教会がたくさんあるねーだけでは、何もわかりません。どうして「今」があるのか。
そして、その勢いそのままに、「遠藤周作」って名前は聞いたことがあるけど、実は読んだことがない・・・(そうなんです。学生時代あまり本が読めなかったんです。いえ、苦手だった。。。活字が嫌いだった・・・全て言い訳ですが...)  ということで、2冊読みました。 
『海と毒薬』  映画化もされているんですね。知りませんでした・・・これも、実話を元にした話。自分が同じ立場であれば、どうしていただろうか。時代が異なれば、場所が異なれば、同じことをしていたのだろうか。  医学生のときに初めて献体を前に解剖実習をした日のことを思い出しました。もう亡くなられている御献体ですが、「人」を前に、皮膚を切開し、内臓一つ一つを観察していく。その行為が進むにつれて、目の前の「人」が「臓器の集合体」とも意識されていく。  医師として進んでいくための洗礼のようにも思いました。御献体に感謝をしています。 その後、救急医として医師として、たくさんの方の亡くなっていく場面に立ち会わせていただきました。本当にこれで良かったのか。自分の中で最良のことが出来たのか。いや、ご本人様にとって最良の「死」を迎えさせてあげるお手伝いが出来たのか。いつも考えます。  医療、人の「死」 について考える本でした。
「深い河」 これも、映画化されているんですね。知りませんでした・・・ 世間知らずですね・・・すみません。題名だけは何となく知っていましたが。
キリスト教とは?人の信仰とは?人の一生とは?ヒンズー教とは? 善悪は切り離すことが出来ないものである
3作を一気に読んで、遠藤周作の生い立ちについても簡単ですが調べてみて、 …

人(医師)が少ない少ない地域でどう救急を支えるか?補足

2月23日朝のインターネット勉強会(プライマリケアレクチャーシリーズ) 無事に発表終了しました。今回は話がまとまっていなかったと自分としては反省。 予行練習ではもう少しまとまっていたのですが、30分に収まりきりませんでした(途中で娘も参加しようとしたので・・・)
終わってから、facebookやブログを通じて若手の先生などからも 「少し迷いが消えました」 というコメントをもらったりしたので、伝えたかった部分もある程度伝わってくれていて嬉しかったです。
今日の資料作りと今の自分の気持ちは忘れたくないため、ここに書いておくことにしました。 皆様から頂いたアンケートの一部です。
まずは、皆様から頂いたご意見のご紹介
 ①3次医療機関まで距離があるため、医師同乗搬送時には院内をカバーする要員が必要です。また重症が来るときのヘルプ要員を必ず一人宅直として配置しています。 ・医師を雇う時には当直ができない医師は難しいです。しかも田舎の医療機関だと救急はなんでも来るので、子供は見れないとか整形はだめとか言われるとそれが就職のハードルになることが多いです。もちろんサポートするので勉強してもらえるといいのですが、専門科の先生はそれも厳しいです。そういう意味でも総合診療ができる医師が増えるとありがたいと思い、日々研修医教育を行なっています。
 ②一時期より所謂コンビニ受診は減った印象です。 個人的に、確かに救急の質を維持するには患者 市民教育は必要だと思います。ただ、診察して不安やを取り除き、安心感を持って帰宅していただくのも大事かなと思ったりもしております。甘い考えなんでしょうが…..。


続いて、質問に対しての私の私見です。
①専門外なので他院を紹介するケースが多いのは中小病院の救急ではやむを得ないのでしょうか?   →紹介するケースが多いことは当然のことでいいと思います。ただ、「専門外」といっても各科が対応する疾患でもcommon disease とemergency な疾患についての勉強はしておく方がいいと思います。「今すぐ紹介すべき疾患なのか、そうではないのか」「初期対応はしっかりできたのか」この二つで、受け手側(専門医)の印象は大きく異なると思いますし、患者さんにとっても優しいと思います。
②大声を出したり、威嚇するような不良患者への対応 →救急だけではないと思いますが、確かに割合は多いと思います。多くの…

医療崩壊 立ち去り型サボタージュとは何か 

松前病院のときに取材して頂き、コメントを記事にして下さった朝日新聞社の記者さんに久しぶりにお会いしました。年齢が近いこともあってお互いの近況報告なんかをしていたときにご紹介頂いた本です。  小松秀樹先生の著書、読みました。少し前の本ですが、今の時間があるときに一読しておいて良かったです。
 医療者として、2007年からずっと臨床のことをやってきて、最近になって医学教育のことに頭が使えるようになっていました。  この5ヶ月間に日本全体の問題についても少し考えるようになってきました。 いろいろな視点があるので、この内容が全てとは思いませんが、特に響いた言葉は
 医療は不確実なものである
という言葉。 あたりまえと言えばあたりまえです。初版が2006年ですので、10年前にこのことを言えたのは凄いと思います。今でも医療者ではないかたには  「わからない病気はないだろ!」  「絶対治りますか?」 といわれることがありますが、「絶対」は医療においてないと改めて認識しました。
ただし、「絶対」を求める患者さんの気持ちもわかります。

 でも、再度強調します。

医療においても「絶対」はありえない

かぎりなく「絶対に近い」ことを求めて日々仕事をしていることにも再確認しました。

医療者ではない皆様へ
 医療者も他の人間と同様「ミス」をする生きものです。最大限にミスがないように
システムでカバーをしたりして、最良の結果を求めています。世論と称して、責め立てるようなことばかりをしていると(教員に対してと同様)、成り手も減りますし、現時点で働いている医療者ですら現場から離れてしまう可能性があります。
とても読みやすい本ですので、一度ご覧になってみて下さい。

毎年の誕生日会

今年も、無事に終了。同期の集まる誕生日会。
初期研修医時代の同期に
 1月31日、2月11日、2月12日
が誕生日の同期がいます。 「みんなで、誕生日会をしよう!」といって始まった一年に一度の贅沢。
何となくで始まったこの会も今年で9回目(初期研修2年目から) 参加出来る人数が少ないときもありましたが、毎年2月に開催。
昼から集まり、夜解散
九州から駆けつける同期。 仕事がいつも土曜日も14時過ぎまでかかっても必ず参加する同期。 Facetimeでアメリカから参加する同期。 僕も北海道にいるときでも駆けつけていました。
とても、苦しくて辛かった2年間 それでも、とても楽しくて成長した2年間
話す内容は少しずつ変わってくるけど いつ会っても変わらない仲間 そして、変わらない開催場所
中庭は、雪化粧のときもあれば、今年のように梅の花がきれいに彩るときもありました。
家族と仕事とのバランスを考えることが出来るようになってきた社会人10年目
自分たちがこれから20年向き合う医療への迷いや疑問を共有し、discussion 進んだ科は違えど気持ちは一緒 それぞれのスタンスで、医療に向き合っていきましょう
僕も「やる気スイッチ」を押してもらえました。 今自分が挑戦しようとすることがとても難しいことのようにも感じますが 楽しく挑戦していきたいと思います。
医学生のみなさんは、国家試験頑張って下さい! そして、いい仲間と研修を開始して下さい。
来年は、どんな庭が迎えてくれるでしょうか。