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Showing posts from December, 2016

ACLS講習会@藤沢市民病院

昨日は、ACLSプロバイダーコースのお手伝いに行ってきました。
少し肌寒くなり、北海道と違って家の中が寒いです。  昔からお世話になっているコースディレクターからも、 「次、どうするの?」 と聞かれ、今の心境をお伝えしました。いろいろとアドバイスを受けながら、 印象に残る言葉が2つありました。
「ER physicianというキャリアも悪くない。というか、いいかも。今まで学んだことがいろんなところで活かされる」
「ERで働く医師というのは、臓器別で患者さんを診る人ではないので、新専門医制度では救急専門医か総合診療専門医かな。でも、軽症がたくさん来る中で『嫌な顔せず』診療してくれるのは総合診療専門医を志す人のほうが多いのかな」
ということでした。私も同感です。以前から同じように思っていましたが、現在のプログラムでいくと、総合診療専門医の中では救急が3ヶ月のみとなっています。どうしても、外傷や緊急性疾患に遭遇するトレーニングが少ないように思っています。ので、プログラムの作り方や、それぞれの医師が将来どのように働きたいかのプランを立ててプログラムに上乗せしてキャリアを積み上げていけばいいのかなと思います。
 インストをすると、いろいろな人とお会いすることが出来ます。参加される受講者の皆様もそうですし、お互いのインストでもそうです。情報を共有できてとても有意義な1日でした。  また、コースディレクターからの一言で
「奥さんが住みやすいと思うところに住んで、仕事をすることが一番仕事効率があがるよ。いろいろ悩みなさい笑」


地域独特の病気

それぞれ場所が変わると、病気・怪我の頻度が異なります。
特に感染症は地域性が如実に出ますね。

例えば、
沖縄や鹿児島の離島では、ハブ咬傷
北海道では、エキノコッカス・ウニとげ刺傷・馬外傷

海沿いでは、アニサキス症・サーフボード関連外傷

ある地域ではツツガムシによるリケッチア感染症etc

慣れていないと、
「オーー! 珍しい病気に出会った!」
と一人、あくせくしていますが、地元の看護師さんや医療スタッフは
慣れたもの笑

「あー、先生。それ一年に○○件ぐらいはあるよ。このときは、この治療でしょ。」

とさらっと準備をしてくれます。(凄いものです!)

これって、視点を世界に変えると、アフリカのときに感じたことと同じです。

特に地域独特の感染症には注意ですね。
そして、地元の医療者の方々に助けてもらうことは大切です。

地域で求められる医療について

一ヶ月間、医師人生で初めての非常勤生活を終えました。
新幹線通勤をしたり、バスでアクアラインを通ったりと、
会社員の出張のような生活をしています。
 おかげで、隙間時間の利用方法が上手になってきました。(podcastを使ったり、youTubeでlisteningしたり。また、iPad miniも本を読むのに最適です)

現在5つの病院を掛け持ちで働かせてもらっていますが、いろいろな視点で考えることが出来ます。そんな中で地域で求められる医療と、必要な医療を考えます。
 そこに住む住民の皆様は、基本的には

「どこに住んでいても、日本中同じ医療を求める」

ですが、これは、現実的ではありません。都市部で生活されている方(東京、神奈川、大阪、京都など)、県庁所在地にお住まいの方にとっては、イメージがつきにくいかもしれませんが、どこでも癌の手術が出来るとか、心臓カテーテル治療が出来るとか、脳梗塞に対する血栓溶解療法の治療が受けられるというのは、出来ません。

 医師だけでなく、看護師、その他医療スタッフがそのようなこと全てに精通している必要がありますが、一人の医師や看護師で出来るわけではありません。
高度な医療を提供するためには、医療機器も揃えておかなければいけません。
コストがかかります。

事実、医療が今以上に崩壊します。

 そうなると、田舎では生活できないのか?田舎で生活すべきではなく、みんな都会に引越をするなんて非現実的なことを言う人もいますがどうでしょうか?

そもそも病院はそれほど必要なのでしょうか。限定的に言えば、

1.慢性期疾患の管理ができる
 2.緊急疾患をしっかりと初期対応ができ、
   後方病院へ搬送することができる
 3.予防教育ができる
 4.外傷の対応もできる
 5.後方病院からの紹介患者さんをfollowすることができる

以上のことが、地域の医療として求められていることではないでしょうか。
これは、「○○科」といった臓器別や、診療科別で述べていません。
求められていることがそういうことなのです。
 となると、地域で働く医師が必要とするスキルは、診療科別ではないのではないでしょうか。そのようなcommon diseaseとemergencyなものに精通することが必要なのではないでしょうか。

 となると、地域で働く医師が身につける技術と知識は

   総合診療専門医+救急専門医(ER)

となります。これをど…

地域医療で得たもの

現在、非常勤勤務を掛け持ちしています。
初診外来診療・定期外来診療・救急車対応・病棟急変対応・当直業務
研修医指導

それぞれの立場で臨床に携わらせてもらっていますが、この3年間で成長したと
感じることが多々あります。

その中でも特に感じるのが、

慢性期疾患への対応(気配り)
内服薬の副作用
介護認定基準も含めた、行政サポート介入について


以上の3点です。
外来診療をさせてもらっていたり、入院患者さんのことで、地域のケアマネージャーさんとかといろいろ話をしていたりと、松前での経験がとても活かされています。

ER後期研修だけではなかなか気付けなかった深みのある外来診療が少しは出来るようになっているのではないかと改めて感じます。

日々、勉強ですね。