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Showing posts from September, 2016

松前勤務終了

3年半の北海道での勤務が終わりました。(10月に最後のドクヘリがありますが・・・)

もともと2年のつもりが、いろいろな出来事があり、家族も増え、延長に延長を重ねて
今日の日がやってきました。

 病院は100床と大きくはないですが、その分みなさんの顔を覚えることが出来ました。
同じ名字の方がたくさんいて覚えにくいときもありました。
 いろいろなことをやらせていただきました。ただ自由に何でもやるのではなく、間違ったことをしそうなときは、しっかりと指導をして下さいました。
 言葉がわからなくて最初は大変でした。
 「つづらごでねが?」(帯状疱疹じゃないの?)
 「へながいで」(せなかが痛い)
 「にやにやするんだぁ」(腹部の違和感がある)

ほんとに通訳をしてもらって3ヶ月ほど過ごしました。

病院外でもたくさんの人と知り合うことが出来ました。
救急隊との勉強会を継続し、日々の業務以外でも接点を持つことで
救急傷病者搬送はかなりスムーズになったと思います。
施設職員の人とも町民バレーボール大会やお祭り、子供の運動会etc
いろいろなところでお会いするときがあり、仕事もスムーズにできたように思います。

年齢、性別関係のないたくさんの友達が出来ました。
釣りに連れて行ってくれた○○さん。普段は無口なのに、いろいろと僕のことを配慮して下さったり、無理くり研修医や学生さんをいっしょに連れて行っても文句言わずに船に乗せていただいたりしてくださりありがとうございました。
いつも、野菜をたくさんくれた〇〇夫婦。お体に気をつけてください。
いつも、東京の話やハワイの話で盛り上がった〇〇さん。ご主人といつまでも仲良くされてください。
   他にもたくさんの人に言えなかった感謝の言葉がたくさんあります。
本当に家族全員でお世話になりました。
お産ができる病院まで2時間の場所で仕事をしながら、新たな家族が2人増えてもやってこれたのは皆様のおかげです。

 ここに来た時に、以前も書いたと思いますが、
地域に出たからといって、以前の病院の仲間より、成長が遅れるとは思っていません。

ここでも、3年間ギアは上げてやって来ました。どこに行っても
世界標準の医療が提供できるようにUp-To-Dateしてきたつもりです。

次のステップへ、僕も旅立ちます。ありがとうございました。

○○な秋

食欲の秋、運動の秋、読書の秋etc

秋は何をするにしてもいい季節です。
釣りもしたいと思いながらも全然行けていません。

今はもっぱら

読書の秋

松前に来て、本当に本を読むことが多くなりました。今までいろいろな人生の先輩方に

「読書をすることでいろいろな国の、いろいろな時代の、いろいろな立場の人に会える」
「そして人生を豊かにする」

と言われていましたが、活字が苦手で今まであまり読めなかったのです。
でも、何かをきっかけに小説だけでなく、自伝や評論、哲学も含めていろいろ読めるようになってきました。今までもっと読んでおけば良かったと思います。

山本敏晴
 世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団 
アフガニスタンに住む彼女からあなたへ―望まれる国際協力の形
國井修
国家救援医 私は破綻国家の医師になった
北原茂実
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!

これらは、色々なアプローチで発展途上国への医療サポート現場について明確にかつ、読みやすく書かれています。日本や医療先進国にしか目が向きにくい私たち医療者にひとつ、指針となるものだと思います。

トリーシャ・グリーンハーフ
読む技術 論文の価値を見抜くための基礎知識
 今までのjournal clubでの読み方をもう一度検討するために買いました。とても読みやすくて論文を読むことが楽しくなる本です。

山本崇雄
なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか

 学ぶとはどのようにするのがいいのかと中学、高校での実際の教育現場を振り返りながら「能動的に学ぶ」ことを教える 寺子屋的なものが望ましいと。そんな雰囲気を作ることが大切だと思いました。自分を振り返っても、自分から学ぼうとするときはとても吸収率がいいと思いました。

時間は無限にあるわけではないので、大切に使いたいものです。
今は、医療以外も含めてたくさんのものを読書からも学ぼうと思います。

独法化は先送り 事実上消滅

12日〜14日午前まで、松前町で議会が行われ、病院の独立法人化については事実上なくなりました。
 道からの派遣職員の方も明日15日に引き上げることになりました。
町長は、いろいろなところに医師派遣をお願いに回っていると聞いていますが、
特にいい返事はないようです。

 10月から4人体制。
100床の病院。施設訪問は7カ所。透析。24時間救急受け入れ体制(救急車のみ)walk inは一部断る。外来は午前中のみ。

 現在入院患者さまは70人前後で推移(昨年は85%程度)
医師が減って、人件費が下がる以上に医業収入が下がります。

 2025年問題(団塊の世代が75歳になる)

もう10年を切っています。いつまでも高度成長期やバブルの時代と同じことをやっていてはいけません。その時々、そのさきをいつも予想して動かないと、

同じことをやっている=周りから遅れていく(時間は過ぎていきますから相対的に遅れます)

一般社会では当たり前のことなのに、それに気付いていないことが多いです。

もっと自分自身もいろいろなことを熟考していかないといけません。

  どのような形で地域医療に携わることが出来るか

医師の偏在をどのように解消することができるのか。
ヒントは郵便局員にあると思っていますが。

違う視点から物事を考える

最近バックボーンが異なる人と何人か会いました。
医療関係でない人達。
クリエイティブな仕事 商社 建築関係 派遣会社etc
改めて自分の仕事が「技術職」であることに気付きました。
それぞれの仕事がいろいろな面で大変であることは言うまでもありません。
どんな仕事をしていても大変。 ただ、いろいろな人と話をしてて、「活き活きしている人」は、
 自分が好きなことを仕事にしている人
かなと感じました。 または、  自分が得意なことを仕事としてgetしている人
だと思います。
 上の二人に共通することは、仕事上の変なストレスがないことです。
 そのような仕事をgetする、やりきるためには、苦労もあるだろうけどそれをも楽しんでいるように思います。
 自分も好きなことを仕事の選択肢にいれてもいいのかな?  固定概念にあまりとらわれないようにしようと思います。

前向きなことを考える

後期研修のときからずっと考えていたことがあります。
医師個人としては、前回述べたように、

「ERで学ぶことは、地域医療で最低限必要な知識と技術であり、必ず役に立つ」

ということ。

 次にその地域の医療を考えたときに

「一人の医師や特定の医師が離島や僻地でずっとその地域で医療をすることは難しい」

ということです。後期研修中に喜界島・伊良部島をそれぞれ3ヶ月研修し、その他にも徳之島や宮古島も応援診療に行かせてもらいました。

 そこで感じたことは、長く同じ医師がいるということは、メリットでもあり、デメリットでもあるということ。それは、その地域の人たちも、医師もお互いに依存してしまう。(悪く言うと、なーなーになってしまう)医療は日進月歩で変化しています。ちょっと前までダメだと言われていたことが、今ではいい治療だよといわれることもあります。
 医師自身も外からの刺激がないと成長しません。知識は落ちないといっていても、世の中は進んでいくので、相対的に落ちることになります。

 どうすれば、医療がキープされるか?

やはり「人」が入れ替わることです。

 その地域に住んでいる人からすると「えー!せっかく慣れたのに・・・」
という言葉が出てくると思います。
確かにそうだと思います。どうせなら、同じ人に診てもらいたい。その気持ちはとてもわかります。では、

 そのような地域の方の意見も取り入れるためにはどうすればいいか?

これがいつも後期研修中に考えていたことです。

一つの答えとして、現時点で僕が考えることは、

 同じグループの医師が、数カ所の病院で働く

ことです。最近2,3の診療所を数名の医師で働くようなところもありますが、
それと似ています。本来であれば、昔からある「医局制度」での人事が
これを担っていればいいのですがなかなか難しい現実です。

 もともと地域医療に興味のある医師がグループを作って、都会と地域とを掛け持ちするグループを作ることが出来れば、医師同士もスカイプやメーリングリストなどで、カンファレンスも出来ますし申し送りも簡単です。医師自身も、常に刺激を受けて成長することも出来ます。地元の人たちとの「医療の点」においてのナーナーの関係も薄れると思っています。年単位ではなく、働き方はそれぞれでいいと思っています。毎週1日僻地で働く方法、2週に1回の方法、3ヶ月ごとetc

 長く、継続して、そこに標準的・かつupdateさ…