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Showing posts from May, 2016

ドクターヘリ搬送が円滑になってきました

ここ松前は、函館から車で2時間弱かかります。
救急搬送でも1時間30分はかかります。

重症な患者さんを搬送するときに一番心配なのは、

搬送途中に何かがあった場合にどうするか?

です。ですので、搬送時間が短縮されるのは一番安心します。

昨年から始まった道南ドクターヘリ。
搬送時間は夏だと

 17分ぐらい

連絡やら、ランデブーポイントまでの時間などいろいろ合わせると、
ほんの少しだけ救急車より早いかな?!

という程度ですが、当院の看護師や医師が同乗しなくていいというメリットと
先ほどの実質の搬送時間が短縮されるメリットがあります。

松前からのヘリ利用は、道南でもトップクラス(いつもお世話になってます。)

救急隊の皆さんもとてもスムーズな利用ができるようになっています。

 患者さんにとってもとてもプラスになることです。

さらには、道南ドクターヘリの運用は、各施設の医師や看護師の協力もあります。
副産物として、そんな病院間の横のつながりもできたように思います。
私自身、フライトドクター勤務でいろいろな病院の看護師さんや基地病院の医師看護師のみなさまとお話しする機会が格段に増えて、たがいに顔に見える関係になり紹介する際にもとても安心してご紹介することが増えました。

 やはり、直接お会いしてお話しする機会があるというのはとてもいいことですね。

院内の看護師にも是非フライトナースになって、松前病院が他の病院とうまく連携が取れるようになってもらいたいです。




出版されました!

以前、濱口先生より御連絡いただいて、執筆させていただきました。 内容は、
 心肺停止
地域におけるマネージメントということで、日々の診療を振り返りながら書いてみました。  少ないページですが、頑張りましたのでまた読んでみて下さい。

無症候性頸動脈狭窄症 ステントVS内膜剥離術

Randomized Trial of Stent versus Surgery for Asymptomatic Carotid Stenosis  published on February 17, 2016, at NEJM.org. 
この度、出ました。とうとう無症候性の頸動脈狭窄症患者さんに対する治療について。 大規模スタディ。  当院でのjournal clubでの内容振り返りです。
P:無症候性の頸動脈狭窄症患者 I:頸動脈ステント術を行う群と C:頸動脈内膜切除術を行う群で O:術後1年間での死亡・脳梗塞発生・30日以内の心筋梗塞に差があるかどうか
When:2005年3月30日〜2013年1月18日 Where:アメリカ合衆国 中心はハーバード Who:18歳以上80歳未満の無症候性頸動脈狭窄症の患者 (狭窄は70〜99%の患者:エコーと血管造影で診断) 閉塞部位はCCAからICAの分岐部  除外基準:両側高度のCCA狭窄がある人 手技を行う人は、症例数が一定(25症例以上)を満たしている What:ACT(Asymptomatic Carotid Trial) prospective multi center  trial で行う。 ステント術:内膜剥離術は3:1で行う。 ランダマイズした後は、2週間以内に治療開始とする。 全ての患者は術前3日前からアスピリン325mgを内服する。ステント術を受ける患者群は、術前3日前から術後30日まではクロピドグレルも内服する。ステントはAbbott社のものXactを使用。内膜剥離術群に関しては術式や麻酔方法は、術者に任せる。 術中は、ACTを250 程度で維持するようヘパリンなどを使用する。1.6.12ヶ月後、5年後とfollowする
とてもデザインがきれいで、ほとんどviasを考えられませんでした。
結果は、ステント術の非劣性は証明されました。 今後外的妥当性としてどう考えるかですが、 やはりcriteriaにのっかるような患者さんでは、まず、ステント術を勧めていくという流れになっていくのかな? と感じています。  みなさまはどうですか?

わらじ医者 早川一光先生

早川一光先生

知る人ぞ知る先生です。
 私は大学一年生のとき、夏だったと思いますが、京都の美山診療所へ実習に行きました。
 4人の同級生と2泊旅行だったような・・・

今から15年も前の話です。まだまだ地域医療とは?家庭医とは?
どのような医師・医療を指すのかわからず、日本の中でも認知度が今以上に低かった時代。

 せっかく実習で選択出来るなら、田舎で行われている診療を見に行きたい!と

行った記憶があります。

 早川先生の訪問診療についていきました。
医学的な知識がまだなにもない私たちでしたが、血圧測定をさせていただきました。

患者さん、その家族との距離感やお互いの信頼関係などを垣間見て、

「生活」の一部に「医療」がある

とてもそう感じました。

私が、訪問診療なども含めて地域医療をやっていきたい!
と自信を持って言えるようになったきっかけとなった実習でした。

当時の4人中2人がお互いに違う形ではあるけど、地域医療に従事しています。
もう、滋賀県でクリニックベースで家庭医として働いている同期。
私は地域で働く救急総合診療医(rural generalist)。

たった数日の実習でしたが、私たちの背中を強く押してくれた先生でした。

私たちもそのような人になりたいです。

やっと頭と身体が一致してきました。

2週続けて週末は、神奈川に来ています。 遊びだといいのですが、 ACLSとBLSのインストラクターをするためです。(救急蘇生法の標準コースのこと)  移動は、今回から飛行機から北海道新幹線へ変更。乗り換えが1回(東京駅のみ)・木古内から車で1時間で帰ってこれること。だいぶラクです。
 本当に北海道新幹線は道南の人、特に松前の人にとっては、とても有効な移動手段だと感じます。
 最近、入院患者さんも安定していて少なく、あまり勉強に集中できていなかったですが、いろいろとタスク終了したので、気持ちもホッとしています。  本州への移動も来月(プライマリケア連合学会での発表)までないので、ちょっと松前でゆっくりできるでしょうか。釣りにも行ってないし。
 地域医療はいつも綱渡り。これは日々訴えていることですが、いつ綱が切れるのか。どうしたら、綱が補強されるのか。公立病院は赤字でもいいのか?ちなみに当院は、今年も何とか黒字でした。
 新しいことを使用とすると反対する人がいる。いいことです。議論をして、いいものを作っていくのであれば。ただし、現状維持は、後退です。常に時代にあった体制を作らないと。
 行政のかた、町民のみなさま、いつも意識してて下さいね。何が起きても知りませんよ。  働きやすい環境、その地域に必要な病院を作るために頑張っていきたいと思っていますが、その頑張りや行動を評価されないのであれば、次の行動に移すしかないかもしれませんね。  限られた人生。責任を持って、自由に。

松前にも春がやってきました。

北海道松前にも、春がやっと来ました。
桜が満開です。

 もう、4回目の北海道での桜です。予定より2回多くなりました。
この時期は、町内もとても賑わいます。
訪れるかたがとても多く、活気にあふれます。

 といっても、本当に桜の季節だけなんです・・・
悲しいけど、日中に人や車の往来がこんなにも増えるのはこの1ヶ月弱だけです。
天気にもとても左右される不安定な観光の町です。

とうとう町民は8000人を割りました。
とても急速に人口が減っています。
自然の摂理・流れなのかもしれませんが、ふと他の町を見ればそうではない町もあります。
 何もないと嘆くのではなく、何があるのか、何が人を魅了するのか。もっと考えましょう。


 医療の話が最近ないですね。

自分が何をしているか?
・地域で働く救急医というスタンスを自分なりに確立しつつある。(自信(identity)を持って医療を行う)
・ACLS/BLSのインストラクター更新
・救急隊との勉強会資料作り
・プライマリケア連合学会発表資料作成
・執筆

こんなところでしょうか。
自分なりの日々の振り返りをしないとやっぱりダメですね。あっという間に4月が過ぎてしまいました。
 気持ちを引き締めてやっていきましょう!